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自動車には一般的に軟鋼(低炭 素鋼)と呼ばれる鋼板が使用されていますが、近年ボディの軽量化を目的として軟鋼と同じ厚みでより強度の得られる鋼板が使用されるようになりました。軟鋼と同じ 厚みでより強度を得られるということは、鋼板を薄くしても軟鋼と同じ強度を得ることが可能であるということなので、その結果、置換された鋼板の重量は軽くなります。この鋼板を軟鋼と対比して高張力鋼板と呼んでいます。
鋼板の強度は引張強さで示されています。ボディに使用されている鋼板の場合、軟鋼(低炭素鋼)は280~300N/mm2程度の引張強さ、高張力鋼板は400~500N/mm2程度の引張強さのものが多く使用されています。但し、衝突安全ボディの場合は一部に1000N/mm2を超えるような超高張力鋼板も使用されており、溶接時に特別な配慮が必要な場合があるのでご注意ください。
自動車のボディに使用されてい る高張力鋼板には固溶強化型鋼板、析出強化型鋼板のように化学成分を添加して鋼板の性質を強化したものや複合組織鋼板のようにプレス成形後、高周波誘導加 熱による焼入れをすることによって強度を上げるものなどいくつかの種類があります。 また、トヨタ自動車の新型プリウスに採用されたホットスタンプ材と呼ばれる超張力鋼板も今後、使用が増えていくと考えられています。






















































